かつて、ビジネスマンにもっとも必要とされた能力は、会話力でした。
会話をし、コミュニケーションし、物を作り、物を売る。それがビジネスでした。
しかし、いまでは、インターネットが普及したことで文章のやりとりがどんどん増えています。かつての商談が、どんどん文字でのコミュニケーションにとってかわられています。
つまり、年々、文章を書く力がビジネスで必要とされるようになっているのです。「文章を上手に書ける人=仕事ができる人」という時代がどんどん近づいているのです。
目次
仕事でも恋愛でも必要なのは文章力
同じことが恋愛にも言えるでしょう。
昔は、女性を口説くためには、実際に会うか、電話をするくらいしか選択肢はありませんでした。
今は、とにかくメールでの文章力がものをいいます。
出会い系サイトが流行り、LINEが隆盛を極めるにつれ、文章を書くのが上手な人間はどんどんモテるようになっているのです。
女性の文章力と読解力は高い
そんなことをいっても、女の子の書く文章はめちゃくちゃだ。あんな子たちにまともな文章が書けるわけもないし、読解力もないんじゃないの?
そんなふうに思っていませんか?
いいえ。わたしは、これまで大学生の書いた作文を見てきましたが、平均すると、男性よりも女性のほうが、はるかに正確で緻密で伝わりやすい作文を書くのです。また、女性のほうがはるかに多くの文字情報を読んでいるのです。
彼女たちのメールが、おかしな文法や変わった文法であふれているのは、「そのこと自体がコミュニケーションのひとつ」だからです。能力が劣っているのではありません。
そんな彼女たちは、メールの文章を読むことで、その男性の知的レベルを巧妙に計ることができます。
文章力を向上させることは、あなたのビジネスでの成功と恋愛での成功を同時に成し遂げる上で大きなキーとなるのです。
上手な文章を書くにはどうしたらいいの?
上手に文章を書くといっても、文章力は一朝一夕に身につくものではありません。
しかし、ほんのすこし気をつけるだけで、文章力が向上する3つのポイントがあるのです。本日は、その3つのポイントに絞って解説させていただきます。
ほんのすこし気をつけるだけで、文章力が向上する3つのポイント
誤字脱字をなくす
誤字脱字をなくすことを徹底してください。ほんのすこしの文字が足りないだけで文章はものすごくみっともなくなります。素敵な男性には決してみえません。
- 「〇〇さん、はじめまして!△△といます。」
- 「〇〇さんは、趣味はなですか?」
- 「今までにどなところに旅行にいきましたか?」
どうですか? 想像以上の破壊力だと思いませんか? どんなことを書いても、たった一文字の欠落でとんでもなくバカに見えます。
同音異義語に注意する
- 「〇〇さん、始めまして!」
- 「体重は測っていないけどだいぶ太ってしまって……」
- 「スポーツには自身がないんです」
ちょっと変換間違いをしただけなんていう言い訳は通用しません。彼女たちはあなたのことを「漢字を知らないバカ」だとみなすでしょう。
句読点をきちんと使う
句読点を使わない文章を書く人が年々増えています。
彼らは、句読点代わりに改行を使います。
はじめまして○○さん
○○という文字を見て
メールしました
よろしければ
お返事を
ください
よろしくおねがいします
こんな感じのメールを書くわけです。
でも、たとえば、以下の文をみてください。
~止まった
車が~
~悲しい
ぼくは~
~ウレシイ
今日は~
「止まった」や「悲しい」や「ウレシイ」は終止形と連体形が同じ形です。だから「止まった車」なのか「止まった。車」なのかは、文脈から判断する必要があります。
こういう手間を読み手に強いることは、猛烈にバカにみえてしまいます。気をつけてください。
最後に
さて、こんなことを気をつけても、まったく何も考えていない本当にバカな女には意味がありません。しかし、だからといって、きちんと文章を書くことはぜったいに「マイナスにはならない」のです。
ちょっとした書き間違えで意思がうまく伝わらないかもしれないというリスクを少しでも減らすことが、ビジネスでも恋愛でも成功の秘訣なのです。