道行く人々が手にしたスマホを覗き込みながら歩く姿は、今やすっかりおなじみの都市風景になりました。
ラインやメール、テレビにゲーム、あるいは地図を見ながら歩いているのかもしれませんが、繁華街などではつい、待ち合わせの道具に使ってるんじゃないかなと想像を膨らませてしまいます。
今では誰もがセフレの一人や二人はキープしているんじゃないかと思えるほど、気軽に素人同士でセックスの出来る時代になって来ました。
気のせいか街を歩いていても、みんなおしゃれです。セフレが出来ると気持ちに張りが出て、生活が充実しますから、それがファッションにも反映されるんでしょうか。
1億総セフレ時代とも言える状況ですが、ここで出会い系サイトの果たしている役割、小さくないと思います。
出会い系は人類史上最強の飛び道具
登山家は山があるから登るように、男は女を見ればしたくなる生き物です。
しかし、現実には世間や職場などでの目がうるさいので、好みの女を見つけたからといって、すぐに動けるものではありません。
しかるべき交際手順を踏み、周囲に祝福されて結婚までするのであれば話は別ですが、セフレはその対極の存在ですから、好奇心だけで近くにいる女を追うことは出来ません。
みんなが本当は欲っしているだけに、いざ知り合いの中にセフレ関係にある人が見つかろうものなら、老いも若きも年齢に関係なく怨嗟の対象にされるのが落ちです。
登山家が山があるから登るようには、近くに気になる女がいるからやるというわけにはいかないのです。
爾来、限られた交際範囲の中からセフレを見つけるしかなかった時代には、セフレ関係が元で周囲の人間関係がギクシャクすることはザラにありました。
それが出会い系サイト出現のおかげで、しがらみのないセフレ関係を誰でも簡単に作れるようになったのです。
セフレを欲する気持ちは人類の不変的な願望のひとつですから、それに応えた出会い系サイトは、人類史上最強の飛び道具といっても過言ではありません。
出会い系は本気にしにくいからセフレ探しに向く
出会い系サイトは、地域や職域のしがらみを簡単に超越してしまうことで、人類史上最強の飛び道具の地位を手に入れました。
これが外に対する効果であるとすれば、出会い系には内に対する効果も、セフレ作りの有用性として見逃せません。
内とは相手となるセフレに他なりません。
セフレとの関係は、セックスをしたいというお互いの肉欲を満たし合う関係ですから、あくまで基本は肉体関係です。
先般お亡くなりになった渡辺淳一さんは、男女の愛欲を描くことに関して第一級の名手で、”失楽園”など不倫をテーマにすることも多い作家さんでした。
その渡辺さんに言わせますと、セックスは男女にとって、もっとも分かりやすい愛情表現になるのだそうです。だからセックスだけの関係を否定しないそうです。セックスだけに見えながら、その行為には愛情が絡むからです。
よく女の身体だけが目的の付き合いであるとか、セックスだけが目的の付き合いという言い方をすることがありますが、人間の心と身体は不可分な関係にある以上、何であれ「○○だけ」というわけには本来いかないように出来ています。
それだけに、セフレとの関係も気をつけませんと、愛情問題に発展する可能性は低くないわけです。
いわば内なる問題ですね。
そして、ここでも出会い系サイトは力になってくれます。相手がその気になったとしても、所詮君とは出会い系で知り合ったんだから、僕は本気じゃないよと言えることです。
たいていの女はここで引き下がります。出会い系サイトがセフレ探しに向くといわれるゆえんですね。
健康なら出会い系で必ずセフレが見つかる
出会い系に限らず、ネットで相手を探す男女が欲しているものとして第一に挙げるものは、セックスです。
とりわけ出会い系サイトではその傾向が一段と強いことは言うまでもありません。
最初から肉体関係を目的としているわけですから、ここで出会うことはそのままセックスする関係に入ることを意味します。
渡辺さん流の言い方をすれば、人間にとってもっとも分かりやすい愛情表現をするために、出会いを求めているのだと言うことも出来ます。
つまり、愛情表現をすることされることに飢えている男女が出会い系には集っているわけですから、選り好みをしなければ、セフレが見つからないわけがない状態です。
出会い系が1億総セフレ時代をリードしているだけのことはあります。
ここでセフレを探している人がとる態度はひとつです。
自分が愛情表現をするに足るだけの要件を備えていることをアピールすれば、自ずと相手は見つかります。
愛情表現をするために絶対に必要なものは”健康”です。
どういうプロフィールの作り方をするにしても、これだけは外してはいけません。
趣味の欄に、アウトドアやスポーツを入れておくと女性が寄って来るのは、ゆえないことではないのです。